自殺将棋  自殺将棋は私の考案によるものですので概要を記します。
自殺将棋のルールは通常の将棋と完全に同じです。しかし指し手の目的は自殺することにあります。
自殺したいといってもそう簡単には自殺できません。たとえば角や飛車の道に王が飛び出すのは禁じ手ですし、王手放置も禁じ手ですので王手されたら受けなければなりません。対局する両者が共に自殺志願者である場合、自殺願望の達成には自殺詰の手筋が不可欠です。

[自殺将棋の実践例]

【対局図1】
先手が後手玉を不利な状況に追い込んでいる。
同時に自玉に対する相手の攻め筋を用意しておくなどの工夫をしておく。

【対局図2】
後手玉を自玉に向かって追い上げている。
後手は上がっていくしかない。

【対局図3】
不完全ながら自殺詰の局面となった。

【対局図4】
王手。後手は同龍とするよりほかない。

【対局図5】
続けて王手。後手は△同玉ではなく△75玉とした。

【対局図6】
後手玉に角を取らせるために桂馬を打つ。

【対局図7】
続いて▲77香。
この▲77香は緩手だった。対局後の検討では▲65銀打△同銀▲75金が確実との結論。

【対局図8】
後手△同玉に対して▲78飛。
後手は△同桂成とするよりほかない。

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反射角スクロール飛車
反射角スクロール飛車もたぶん私の考案によるものですので概要を記します。もしもすでにほかの方が考案済みでしたらごめんなさい。
角は四面の壁を反射して進むことができます。たとえば初手▲9六歩で三手目▲5三角成に注意という具合です。この場合後手は△3二銀などと指します。
飛車は四面の壁をすり抜けることができます。▲5八飛〜▲6八玉で王手となります。よって穴熊を指すのは自殺行為です。
反射角スクロール飛車は友人たちと相当数対局して研究しましたが、(多くの変則将棋がまともな勝負にならないのとは違い、)ちゃんとした対局ができるという結論です。


二手玉将棋
二手玉将棋もきっと私の考案によるものですので概要を記します。
玉を指した場合は続けてもう一手玉を指さなければなりません。玉は二手指せるとも言います。
終盤に玉に逃げられやすいという問題があります。
通常の将棋と同様、玉が相手の駒の効きに入るのは禁じ手です。たとえば龍はどの方向にも一コマ効きがありますので玉での捕獲はできません。香車が効いている筋を玉が素通りすることもできません。
ちなみに、三手玉将棋、四手玉将棋、五手玉将棋……(以下略)……もすべて私の考案によるもののようです。